SIGMA MOUNT CONVERTER MC-11 作動テスト




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SIGMA MOUNT CONVERTER MC-11非対応レンズのテスト結果です。
非対応レンズについてはメーカーも動作保証しておりませんので、
使用に際しては自己責任でお願いします。
また、同じ名称のレンズでも発売時期によりレンズのファームバージョン
が違う可能性があるかもしれませんので、動作が異なる可能性があります。

-取りあえずのテストですので、今後修正・訂正される可能性があります。-
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MC-11は5月13日にファームウエアが1.01にバージョンアップされています。
改善状況はSIGMAのお知らせによれば下記のとおりです。

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 作動保証外のレンズ(LEDランプ消灯)を装着した際に発生する下記の現象を
 改善いたしました。
 ・ 連続撮影モードにて正常に作動しない現象
 ・ 一部の手ブレ補正OS機構搭載レンズにおいて、カメラの電源をオフにすると
   一定時間操作を受けつけなくなる現象
 ・ 開放以外の絞りを選択し撮影を行うと、絞りが開放に戻らない現象

※ 一部の製品では、改善が見られない場合がございます。
※ カメラの電源をオフにした際に絞りが絞り込んだ状態となるのはカメラ特性上の仕様となります。
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特に最後の絞りに関しては、発表年代の古い数本のEFレンズで試したときに
当初確認されましたが、このファームアップにより改善しました。

また、SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM及び
SIGMA APO-MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSMで開放F値が正しく表示されない現象も
改善されました。

【テスト条件】


 カメラ α7II(ファームウエアバージョン2.00 ※最新は3.10です。)
 MC-11(ファームウエアバージョン 1.01)
 AFシステム:位相差AF(注)
 フォーカスモード:シングルAF
 フォーカスエリア:フレキシブル スポット:S
 ドライブモード:一枚撮影
 手ブレ補正設定: オート
 APS-Cサイズ撮影:オート

注:対応レンズでは位相差AF/コントラスAFの選択ができない状態になります。
  また、非対応レンズでコントラスAFを選択した場合、速度・精度ともに実用範囲外です。


§1 Canon レンズ


§1.1 下記のIS非搭載AFレンズについては、位相差AFで作動し、合焦します(合焦サインが出て、レリーズが可能となる。以下同じ)。
   ボディ内手ブレ補正も作動しました。

(1)単焦点レンズ

 EF15mm F2.8 Fish Eye
 EF20mm F2.8 USM
 EF24mm F2.8
 EF28mm F1.8 USM
 EF35mm F2
 EF40mm F2.8 STM
 EF50mm F1.4 USM
 EF50mm F1.8 STM
 EF85mm F1.8 USM
 EF85mm F1.2L USM(I) (開放F値が1.3と表示される。)
 EF100mm F2.8 Macro USM
 EF135mm F2.8 Soft Focus
 EF135mm F2L USM
 EF180mm F3.5L Macro USM
 EF200mm F2.8L II USM
 EF300mm F4L USM
 EF400mm F5.6L USM

(2)ズームレンズ

 EF16-35mm F2.8L II USM
 EF24-70mm F2.8L USM(I)


§1.2 下記のIS付きAFレンズでは位相差AFで作動し、合焦します。
   レンズ側の手ブレ補正スイッチがONの時、レンズ側手ブレ補正は作動し、
   カメラ側の手ブレ補正の項目は入の状態で選択不可となりますが、手ブレ補正が効いています。
   カメラ側の手ぶれ補正スイッチをOFFにすると
   カメラ側の手ブレ補正の項目は切の状態で選択不可となり手ブレ補正が効きません。

(1)単焦点レンズ(IS)

 EF100mm F2.8 Macro IS USM

(2)ズームレンズ(IS)

 EF24-105mm F4L IS USM
 EF70-200mm F4L IS USM


§1.3 下記のMFレンズについてはバージョン1.00で
   絞りの問題がでましたが、1.01で解消しました。

 TS-E 24mm F3.5L(I)
 TS-E 45mm F2.8
 TS-E 90mm F2.8

 ※TILT、SHIFT時のアダプタによるケラレの有無は未確認です。


§1.4 位相差AFで正常に作動しないレンズ

 EF300mm F4L IS USM

 (作動が遅く不正確。合焦したようにファインダー上で見えても
  合焦サインは出ず、レリーズ不可。レンズ側ISスイッチのON・OFFに
  関わらず、カメラ側の手ブレ補正の項目は選択可となっています。
  レンズ側ISを切りMFモードで、ボディ内手ブレ補正可)

 EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM(I)

 (作動が遅く不正確。合焦したようにファインダー上で見えても
  合焦サインは出ず、レリーズ不可。レンズ側の手ブレ補正スイッチがONの時、
  レンズ側手ブレ補正は作動し、カメラ側の手ブレ補正の項目は入の状態で
  選択不可となりますが、手ブレ補正が効いています。
  カメラ側の手ぶれ補正スイッチをOFFにすると
  カメラ側の手ブレ補正の項目は切の状態で選択不可となり手ブレ補正が効きません)


§2 SIGMA製EFマウントレンズ


§2.1 下記のOS非搭載AFレンズについては、位相差AFで作動し、合焦します。
   ボディ内手ブレ補正も作動しました。

(1)単焦点レンズ

 SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX

§2.2 下記のIS付きAFレンズでは位相差AFで作動し、合焦します。
   レンズ側の手ブレ補正スイッチがONの時、レンズ側手ブレ補正は作動し、
   カメラ側の手ブレ補正の項目は入の状態で選択不可となりますが、手ブレ補正が効いています。
   カメラ側の手ぶれ補正スイッチをOFFにすると
   カメラ側の手ブレ補正の項目は切の状態で選択不可となり手ブレ補正が効きません。

(1)単焦点レンズ

 SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM


§2.3 下記のレンズではMFに切り替えても位相差AFで作動し、合焦します。

 SIGMA 14mm F2.8 EX ASPHERICAL HSM(EF)

 SIGMA 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO(EF)
 (このレンズはシャッター半押すると、少しだけAFが動いた後、
 作動を止めてしまいますが、ピントリングをMF位置にし、
 MFで合焦付近まで合わせたのちにシャッターを半押しすると
 AFが作動し合焦マークが出ます。)


§3 SIGMA製SAマウントレンズ


§3.1 下記のOS非搭載AFレンズについては、位相差AFで作動し、合焦します。
   ボディ内手ブレ補正も作動しました。

(1) 単焦点レンズ

 SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG
 SIGMA MACRO 70mm F2.8 EX DG

§3.2 下記のOS付きAFレンズでは位相差AFで作動し、合焦します。
   レンズ側の手ブレ補正スイッチがONの時、レンズ側手ブレ補正は作動し、
   カメラ側の手ブレ補正の項目は入の状態で選択不可となりますが、手ブレ補正が効いています。
   カメラ側の手ぶれ補正スイッチをOFFにすると
   カメラ側の手ブレ補正の項目は切の状態で選択不可となり手ブレ補正が効きません。

(1)単焦点レンズ

 SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM


(2)ズームレンズ

 SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM
 (カメラに装着すると自動でAPS-Cに切り替わります。)

§3.3 下記のOS付きAFレンズでは位相差AFで作動し、合焦付近で激しく前後に往復する動作を続け合焦しません。
   レンズ側の手ブレ補正スイッチがONの時、レンズ側手ブレ補正は作動し、
   カメラ側の手ブレ補正の項目は入の状態で選択不可となりますが、手ブレ補正が効いています。
   カメラ側の手ぶれ補正スイッチをOFFにすると
   カメラ側の手ブレ補正の項目は切の状態で選択不可となり手ブレ補正が効きません。

(1)単焦点レンズ

 SIGMA APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM


§4 物理的にマウントできないEFマウントレンズ


§4.1 Tokina製レンズ

 Tokina AT-X 17mm F3.5 Aspherical
 Tokina AT-X 124 PRO DX 12-24mm F4(EF)
 Tokina AT-X M35 PRO DX 35mm F2.8(EF)

§4.2 COSINA Voigtländar製レンズ

 COSINA Voigtländar MACRO-APO-LANTHAR 125mm F2.5 SL(EF)
 COSINA Voigtländar COLOR-SKOPAR 20mm F3.5 SL II Aspherical(EF)
 (2本とも電子接点付きMFレンズです。)


§5 手ブレ補正付きレンズについて


手ブレ補正付きレンズを使用した場合のカメラ側手ブレ補正の作動状態については、レンズ側手ブレ補正がONの時は
EF300mm F4L IS USMを除きカメラ側手ブレ補正が入の状態で切り替え不可になっていますので
両方が作動しているのではないかと思われます。
SIGMA製の手ブレ補正付き対応レンズについては、角度ブレについてはレンズ側で補正するとありますので、
同様に作動している可能性がありますが、実際のところは判りません。

問題なく手ブレ補正が効いているかどうかは、時間をかけて実写を積み重ね確認する必要がありそうです。
※EFレンズでは2重補正になって、かえってブレるとのブログ記事もありました。(ファームバージョン1.00)


§6 その他


§6.1 MC-11に物理的に接続できない他社製EF用マウントアダプター

 Rayqual製CONTAX-EF用
 (OEM先であるのHANSA、近代インターナショナルのアダプタについても
  同様の可能性があります。また、他レンズ用のEFアダプタについても
  同様である可能性があるかもしれません。
  近代インターナショナルブランドのLEICA-R-EFもNGでした。)
 なお、エレフォト製のCONTAX-EF用はOKでした。


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by ruribitaki_pata2 | 2016-05-21 20:00 | SIGMA MC-11 作動テスト | Comments(0)
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