SLレンズの2本目はこれにしてみました。なんとも、長い名前のレンズです。アポ・ランサーと表記する人もいらっしゃいますが、COSINAではアポ・ランターとしています。
このレンズ、名前の最後に「Close Focus」とあるように、1.2mまで寄ることが可能です。
F4と少し暗いものの、デジタルカメラではISO変更が適宜できるので、それほど不自由は感じません。
大口径でない分、コンパクトですし、開放からキレも良く、コントラストの高さも十分です。
ただ、SLシリーズ全般に言えることですが、鏡胴が金属製なので、大きさの割には重さがあります。
もっとも、この重さとヘリコイドを回す時の感触がMFレンズ愛好家にとっては魅力的な部分でもあるのですが。
F4レンズとしては、ボケ味もなかなかなのではないでしょうか。バヨネット式の専用フード(別売)は金属製のしっかりしたもので、逆付けはできないものの、付属のかぶせ式フードキャップを付けておけば、鞄の中に気軽に放り込めます。
また、SLシリーズのレンズキャップはねじ込み式なので、専用フードを利用する方が、便利です。
カメラ:Canon EOS 20D