#001
【オリジナル】
#002
【色収差・色にじみを補正】
#003
【周辺光量・歪曲・色収差・色にじみの全項目を補正】
#004
【オリジナル:部分(等倍)】
#005
【色収差補正:部分(等倍)】
#006
【色にじみ補正:部分(等倍)】
#007
【色収差・色にじみ補正:部分(等倍)】
Canon 5D Mark II
EF20mm F2.8 USM
RAW, DPP, ISO 200, F5.6
前回触れた、DPPでRAW現像する際に行える収差補正の効果の比較です。
#001は諸収差等について無補正で現像したもの
#002は前回と同じ写真で、色収差、色にじみについて補正したもの
#003は周辺光量、歪曲、色収差、色にじみのすべてについて補正したものです。
なお、補正に際して補正度合いを調整できるものについてはデフォルトのまま処理しています。
私の場合、この写真に関してはオリジナルでも歪曲はほとんど気になりませんし、周辺光量落ちも気になるレベルのものではありません。むしろ周辺がなだらかに落ち込むことで、見る人の意識がメインである中心付近に向いてくれるのではないかと思います。 また、歪曲補正では、写真周辺がトリミングされてしまうので、その点注意が必要です。
#004~#007はピクセル等倍で写真下端中央付近の一部を切り出したものです。(色収差は写真の端に行くほど強く出てきますが、コーナー部分だと像の流れも出てくるために、かえって判りにくくなるので中央付近にしてみました。)
#005は色収差のみ補正したものですが、かなり効果があることが判ります。
#006は色にじみのみ補正したものですが、ちょっと効果が見えにくいですね。
両方について補正をした#007と色収差のみ補正の#005を較べて見ても、違いはよく判りません、あったとしてもほんとにわずかなのでしょう。
以上、ものぐさテストでした(^^;
※補正処理は純正レンズの一部について実効可能です。対応していないレンズの場合は補正処理の選択ができません。